2013年09月22日

式年遷宮・パワースポット人気…参拝者どっと お伊勢参り1000万人突破へ

20年に1度、社殿や神宝を一新する伊勢神宮(三重県伊勢市)の第62回式年遷宮のクライマックス「遷御の儀」が約2週間後に迫る中、伊勢神宮の参拝者数 が、集計が始まった明治29年以降、かつてないハイペースで推移している。今月初旬には前回遷宮が行われた平成5年の年間参拝者数(839万人)を超え、 年間では伊勢市などが目標とした1千万人を軽く上回る勢い。背景として遷宮効果のほか、東日本大震災などによる「漠然とした不安」の高まりもあるようだ。



 ■若者や女性も



 伊勢神宮の参拝者数を月ごとに発表している神宮司庁によると、今年の参拝者は8月末で約835万人。伊勢商工会議所御遷宮対策事務局の奥野勇事務局長 は、今のペースが続けば、今月中には過去最高だった平成22年の883万人を超え、年間では1200万人に達すると推測している。



 こうした動向について、百五銀行(本店・津市)系のシンクタンク、百五経済研究所の津谷昭彦主任研究員は「本質的なものへの関心が強く感じられる」と話 す。津谷さんによると「20年前はバブル景気の雰囲気が残っていて、伊勢神宮とレジャー施設を回遊する観光客が多かったが、今回は若者や女性でも神宮だけ を目指す人が多いのが特徴的だ」という。



 ■「3・11の不安」根強く



 20年前に著書「伊勢神宮」を発刊した京都産業大の所(ところ)功(いさお)名誉教授(法制文化史)は、「『3・11』が与えた心理的影響も考えざるをえない」と指摘する。



 所さんは、2年半前の3月11日に起きた東日本大震災を経て、日本人の間に「自然が暴れず恵みをもたらすからこそ人は生きていられることを知らされ、命 の源に思いを寄せる状況が生まれつつある」と分析。ショックや不安から多くの人が「無常感」を抱き、過去からつながる永遠なるものに関心を持ち、あこがれ が高まったことで「1300年前から常に未来を見据えてきた式年遷宮の制度が見直されている」とみている。



 漠然とした不安があるからこそ高まる伊勢信仰への回帰と、神秘的な趣(おもむき)が強い遷宮への関心-。近年、女性らの間で続くパワースポットブームも、参拝者の増加を後押ししていそうだ。



 ■悲願1千万人へ



 一方、地元の努力も見逃せない腕時計。津谷さんは、時計近年、内宮カシオ(ないくう)に比べて少なcasioかった外宮(げぐう)への呼び込みの効果が大きいと指摘する。



 伊勢商工会議所や伊勢市などは21年、「伊勢元気再生事業推進協議会」を立ち上げ、外宮周辺の観光客誘致に着手。昨年4月には、式年遷宮の意義を伝える 「せんぐう館」が外宮敷地内に開館し、一般には見ることができない社殿の建て替えや神宝調製の過程などを模型や展示などで再現。外宮参拝の目玉としてにぎ わっている。



 遷御の儀に向け、ますます盛り上がる伊勢神宮周辺。奥野さんは「長年の目標だった年間1千万人の参拝が達成できそうなのはうれしい」と喜びつつ、「江戸 時代には人口の2割が参拝した年もある。国の安寧(あんねい)を祈り続けてきたお伊勢さんに、もっと来てもらいたい」と話した。
posted by カシオ at 11:35| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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